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東京電力福島第一原発敷地内診療所派遣について(報告書)

井原市立井原市民病院
放射線科
放射線主任技師 岡本吉生

派遣期間:平成24年7月17日(火)~20日(金)(移動日:7月17日、7月20日)
派遣場所:東京電力福島第一原発内診療所

平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって東京電力福島第一原子力発電所(1F)は甚大な被害を被り、現在低温停止上状態にある。平日には、約2500人の作業員が24時間がれきの撤去および、廃炉へむけた作業が行われている。期待される役割として、放射線技師は、傷病作業員の放射性物質による汚染の状態を測定し、汚染があれば除染を行う。また、医師・看護師は、トリアージを行い、応急処置の後、後方支援病院に搬送することとなる。

7/17 上野駅~いわき駅夕刻到着。ホテルチェックイン(エクセルホテルいわき)

7/18 7時~専用バスにてJビレッジ(20キロ以内立ち入り禁止への中継場所)へ移動(約40分)
Jビレッジは東京電力に所属するなでしこリーグ(女子サッカー)の本拠地であったが、現在(1F)に出入りする作業員の中継基地となっていた。作業証発行・ホールボディカウンター(WBC)測定・外部被ばく線量計(APD)の借り受け・タイベックスーツへの更衣を行い、専用バスにて1Fに移動。(約20キロ)移動中は、無人の町が広がるのみ、田畑は荒れ放題、時折、地震の影響か、屋根が崩れている家があった。
移動経路の道路は内陸部であり、津波による被害は見受けられなかった。5/6号機サービス建屋1階救急医療室に到着後。前任者より引き継ぎを受ける。昨日は3名搬送されたが、測定は不要であった。(熱中症)傷病者がいないときの業務は、緊急車両の放射線測定および、診療室内の測定であった。スタッフは医師1名・看護師1名・放射線技師1名・東電社員1名の4人体制(交代制)である。
18日の医師は弘前大学の花田医師、19日の医師は広島大学の谷川攻一医師(教授)であった。18日昼食時(弁当)NHKのニュースを見ていたら、燃料棒の抜き取り作業が行われていることが判明。毎日、午後3時に行われる、Web会議(福島医大・放医研・県庁・JV診療所・免震建屋(東電職員))において、本日の予定が知らされていないことについて協議され、明日、谷川医師と東電の所長との会議が午後4時30分行われることとなった。
広島大学は、オンラインで、患者の状態把握のため診療室にカメラを設置しており、中心的な役割をになっているようだった。(東電職員は谷川医師が撤退について検討をされたら非常に困ったこととなると話されていた。)診療室内からは津波で壊された堤防の代わりに、テトラが積み上げてありその先に海が広がる光景だった。窓越しに見る海は穏やかで原発事故現場には到底見えなかった。
午後に緊急車両の測定のため、タイベックスーツ・全面マスク・ゴム手袋(手袋二重)の装備で屋外での作業となった。測定値は3.5μSv/h(BG)であり仮に1年間居たら30mSvの被ばくとなる数値であった。心配された被ばく事故は発生せず、夕食後、シャワーを浴び就寝した。(18日の傷病者0名)

7/19 早朝より、診療室内の測定を開始。窓際が線量が高く、4.16μSv/hだった。9時ごろ医師交代で谷川医師着任。診療室内の測定結果報告。また、東電社員にも報告。緊急車両の測定結果については第三者の測定として、外部に対し示しているようだ。危惧されていた、傷病者の搬送はなかったが、本日も未明より燃料棒抜き取作業が行われていたことが、Web会議で判明した。
午後の緊急車両測定時に側溝や植え込み(地表)を測定したところ、12μSv/hと高線量であった。 1Fの中では汚染度が一番低いといわれる地域での結果であった。(3・4号機から距離があり障害物として小高い山がある)(19日の傷病者0名)

7/20 9時頃小野技師が着任し、交代となった。APDの数値は0.02mSv(外部被ばく)滞在時間50.19h WBCの数値は1022cpm(内部被ばく)であった。Jビレッジへの移動は、発電所内の免震棟からバスで移動となる。
免震棟でバスを待っていると、1分程度で1μSv/hと数値が上がり、この南に3・4号機があることをうかがい知ることができた。 東電社員と話した内容では、浪江町の家は流され、3泊4日の勤務で、埼玉から通っている人や、車がいわきナンバーのため3度もいたずらされ、妻の実家のナンバーに変えた車を購入したり、小学生の子供がいわきナンバーだと言って、いたずらをしている光景を見たと話されていた。 20日夕刻、東京着。周りを見渡すと、派手なネオンサインがついており、一考させられた。(施設内の写真撮影は本来禁止ですが、ご好意により撮影させていただきました。)

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出前講座を担当しました

平成24年7月3日に高屋中学校にて、性教育の出前講座が開催されました。
当院の品川小児科外来看護師が講師を担当しました。「自分を大切にしょう」をテーマに全校生徒187名が参加しての講座になりました。
生徒さんの感想には
「自分たちは大切にされて生まれてきたんだと思った」
「何も考えずにSEXをしては、ダメとわかった」
「癌は怖いんだ」などがありました。
今後も市民病院のミッションを果たすべく、地域貢献に努めて行きます。

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高輝度光源装置・先端弯曲ビデオスコープを7月から新たに導入しました

内視鏡手術で使用する高輝度光源装置・先端弯曲ビデオスコープを7月から新たに導入しました。
このシステムにより内視鏡画像が更に鮮明になり、手術の安全性が向上します。
また、術前訪問に伺い、患者様の不安が少しでも軽減し、手術が安心して受けられるよう取り組んでいます。

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