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看護師の立場から

地域医療の今後・・地域で生き残れる病院づくりとは
平井 千枝子
井原市立井原市民病院 副院長兼看護統括

【抄録】
井原市は、岡山県の西南部に位置し、西は広島県に接しています。平成17年3月1日、井原市、後月郡芳井町、小田郡美星町の1市2町が合併し、現在の「井原市」が誕生しました。

平成23年10月1日現在における総人口(44,149人)に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、31.5%と上昇を続けており、人口は平成2年から平成23年までに5107人減少しています。

今後は、高齢化のピークを迎え、独居老人、あるいは老・老介護の世帯が増えるなか、地域で安心して暮らせるための地域包括ケアシステムの構築に向け、実情に応じて、優先・重点的に取り組むことが重要となります。しかし井原市の医師数は、人口10万対101.5人(全国平均219人)実人数は45人と危機的状況で、一般病床数は人口10万対494床(全国平均709床)と少なく、急性期・亜急性期の入院も困難な状態です。療養病床数は人口10万対292床(全国平均263床)ですが高齢化率が高いことを考えると療養病床も不足しています。以上のことから地域で最も必要とされる救急医療に関しても井原地区消防組合管内だけでは全てを受け入れるのは難しいのが実情で、県境を越えた連携・協力が欠かせません。

当院は、昭和38年5月に地域の基幹病院として開院し、平成16年2月に現地に建て替えを行い新たなスタートをしています。日本医療機能評価機構から平成22年5月にVer.6の更新を受けました。一般病棟120床、(看護体制10:1)療養病棟60床(実質稼動31床、看護体制20:1)です。当院の特徴はNSTの充実に向けて日本経腸栄養学会(JSPEN)と、日本栄養推進協議会(JCNT)からの認定により院内の充実を計り、周辺の医療機関との情報共有を目的に研修会を開催していることです。また、看護部は職員の質向上に向けて認定看護師を現在2名・今年研修1名と計画的な育成に努め、4月からは訪問看護、365日リハビリテーションを開始しています。地域の中核病院として地域住民は勿論、井原医師会の先生方や近隣の病院からも期待されています。

院長の方針を職員1人ひとりが共有し、病院の「ミッション」・「ビジョン」をもとに各部署が年間計画を{BSC}で表し、スタッフが一丸となり楽しくやりがいを持って病院づくりに取り組むことが一番必要であると思います。職員一人ひとりが支えあって医療の質を絶えず高めると共に、一歩一歩前進し継続して行くことが生き残れる病院に繋がると思います。

詳しくはこちら

岡山県病院協会記念講演のお知らせ

日時:平成24年9月15日(土)13時30分~16時(開場は12時30分)
場所:岡山シンフォニーホール
内容については、岡山県病院協会HPでご確認下さい。

協会HPアドレス:http://www.oka-hosp-a.jp/20120915_kinenkouen.html

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