公開日 2013年06月30日
このたび、公益社団法人日本看護協会会長表彰をいただきました。

過ぎ去った長い年月をふり返ってみても、表彰に値するような功績は思い当たりません。ただ、看護職の使命だけは、片時も忘れることなく、また、市民病院が地域のためにどうあるべきかを常に考え、与えられた仕事を精一杯やりとげることができたという働くものの喜びだけはしっかりつかみ取ることができたと感じております。病院スタッフをはじめ関係の皆様のご指導の賜物と深く感謝いたします。
めまぐるしい医療制度の変遷に戸惑うことも多々ございました。中でも、平成16年に病院新築と同じくして受審した、「日本医療機能評価」により、組織的に医療を提供することが「病院のあるべき姿」だと知り、個人の能力を高める以上にチーム力の向上が今後求められると感じました。さらに、平成23年度からは、院長の年度目標達成に向けて各部署がBSC(バランススコアカード)を導入し、全員参加型の経営システムの構築を進めました。職員のやる気とパワーを肌で感じ、今後に期待がもてる内容でした。
このたびの受賞を契機に、今後も地域の皆様に愛され必要とされる病院を目指し、業務に精励するとともに、看護職としての技能と見識を高めるよう努めていきたいと思っています。変らぬご指導をよろしくお願いいたします。
井原市民病院
副院長 平井千枝子